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発電機の冷却水が無くなる?・・・
お客様から、発電機の冷却水用リザーブタンクが空になるという事で発電機を点検するも、外部に漏れは確認出来ず。バスから発電機を降ろして冷却水を補充し各部点検していると、リザーブタンクにポコッポコッとエアーが出てくるではないか! エンジンオイルに冷却水が混入した様子はないが、エンジン燃焼室の圧縮された空気が冷却水通路に漏れているのではないかと思い、エンジンを分解する事にした。
エンジン上側のシリンダーヘッドを外したところです。
シリンダーヘッドとヘッドガスケットです。ぱっと見、ここがダメという所が無かったのですが、整備工場で確認して頂いたら、シリンダーヘッドがかなり歪んでいるとの事。以前オーバーヒートしてエンジンに歪が生じたものと思われる。
シリンダーヘッドを研磨して歪を修正して下さいと工場に依頼しました。
整備工場から研磨されたシリンダーヘッドが帰ってきました。
エンジン下部のシリンダーブロックも綺麗にして、組み立てです。
組み立て完了し、エンジン始動してしばらく様子を見ていましたが以前のようなエアーは出てこなかったので良好と思われた。リザーブタンクに印を付け、液量の変化を数日間エンジンをかけて確認しておりましたが、ほとんど変化が無かったので修理完了としました。
今年の夏も気温が高く、発電機にも負担が大きかったのではないでしょうか。発電機使用前には、エンジンオイルや冷却水の点検をしてあげて下さいね。